フランスでママン 〜べべが歩くまで②完結編〜

ついに、1歳半と11日目にして、娘が一人で歩きました!

以下簡単な経緯です。

2週間前から、数歩テクテクはできていました。
つかまり立ちしている場所から数歩離れた所で「ママのとこまでおいで〜」と呼ぶと、ヨチヨチですが何にもつかまらず歩きました。

そして1週間前からベッドの上でパパと歩くトレーニングがさかんに。
我が家は両親のベッドと娘のベッドをくっつけて寝ているので(シアーズ博士のサイドカー方式)、
娘は自分のベッドの柵につかまり立ちし、そこからテクテクとパパの寝ている所に来ます。

慎重派な娘は、ベッドの上だと転んでも痛くないって知っていたのですね。
何度も顔からつまずいてもケラケラ笑っていました。
マットレスで逆にバランス取りづらくて歩きにくいと思いましたが、安心感が娘を鼓舞させていたのです。

ちょうどこの頃、夜おやすみ前になかなか泣き止まない日がありました。
どうしたのと話を聞いてみたら、なんだか娘の中でもそろそろ一人で歩くことを予感していたのでしょう。不安なんだと感じました。
そこで
「パパとママは⚪︎⚪︎ちゃんが歩けるようになっても、何一つ今までと変わらず側にいるよ。ずっと変わらず大好きだよ」
と伝えました。

そして、金曜日。
家族でアペリティフの時、いつものように数歩離れた所でママのとこまでおいで〜を披露しているうちに、
ふと義父が、後ずさりしてみたらと促しました。
その通り少しずつ後ずさりしてみたら、娘はズンズン歩く。

ズンズン。

ズンズン。

もう10mくらい一人で歩いている!!!

そのうち本人も自分のしていることに気が付いて、満面の笑みになりました。

この時やっと、娘は《私は一人で歩けるのだ》と知ったようです。
以降、私がすぐ横にいても、手をつなごうとはせず、一人で歩きたくて仕方ない様子でした。
一人でニコニコしながら、かがんで花の香りを嗅いだり、
ヨチヨチ歩く娘の姿は一生忘れられません。

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なかなか歩かなかった娘。
今まで義父を含めて色んな人に、手をつなぐな・強制的に手を離したら歩くよと言われてきました。
その度に私はママとして娘に強制だけはしたくないと思ってきました。
歩ける準備ができたら歩くと信じていましたから。
実際はそう綺麗事ばかり言ってはいられませんでしたが。
なかなか私の手を離さない娘を心配に思ったり、疲れている時は正直もう一人で歩いておくれと思ったり、悲喜こもごもな日々でした。

それでも、娘が手をつなぎたいと手を求める時、決して拒みませんでした。

べべの歩く練習
✳︎かれこれ2ヶ月前、パパとトレーニング中。

もしかしたら、実はママの準備ができていなかったのかもしれないなと思いました。
娘はそれを知っていて、いつも私の手を握り、できるかぎり抱っこで、ずっと可愛いらしいハイハイを見せてくれていた。

生まれてきた日を自分で決めたように、歩く日も自分で決めたんだね。
さあ、これからどんな冒険が待っているかな?
一人立ちした娘を、今までと何も変わらず愛し、
いつも彼女の側にいようと再び誓った大切な日になりました。

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