フランスでのくらし 〜こんにちはブルターニュ〜

Vannes
ブルターニュ地方に引っ越してきて、1ヶ月が過ぎました。

当然のことながらブルターニュは、プロヴァンスとは天候も景色も住んでいる人の感じも全然違い、
正直、最高です。
夫も私もここに暮らせることを喜びに感じています。まだ住み始めて1ヶ月ですが。
でも、この最初の1ヶ月の感想が大事な気がします。
新しい土地ですぐに溶け込むことができている感覚があり、嬉しいサプライズです。

ブルターニュは雨が多いと評判ですが、私たちの住んでいる所はブルターニュのほぼ入り口なので、比較的雨は少ないように思います。

しかし、
今回の引っ越しは、本当に本当に本当〜に大変でした。

妊娠中に引っ越しはするものではないですね。
ただでさえ精神的に負担なのだから。
あと、小さい子供の引っ越しについても無知識でした。小さい子なりに世界が変わる体験は大きな試練ともなり得ることがわかりました。

でも、過ぎてみて思うことはやっぱりC’est la vie!でした。(最近c’est la vieが多くてすみません)
15091727512_4c62cc9d23_m

新しい家は古いけれど素晴らしい家なのですが、やはり色々要改装のため、
住み始めるまでに2週間かかりました。

引っ越し業者さんが荷物を運び入れると同時に夫と夫の父が改装工事を開始。
古い壁紙を剥がして天井や壁をペンキで塗ることから始まり、トイレ、洗面台、床、を変えて行きました。

この期間、Airbnbで見つけた宿泊先を二度転々とし、娘と私は工事の邪魔にならないように二人だけで過ごす日々。海に行ったり、日々のことをしたり、慣れない中どうにかやっていましたが、
その間ストレスマックスな私と、毎日朝から晩まで工事しかしていない夫と義父と、
娘は今まで暮らし慣れた彼女の空間を失い、家がない状態にすごく不安で、それに気付く余裕のなかった大人達に大きなサインを送る出来事もありました。

夫も私もこれまで理解のある親だったと思うのですが(義父なんかいつも甘過ぎると口を挟んでくるほど)、
今回のことで娘との信頼関係がガラガラと崩れたような思いをし、結構ショックでした。娘にも辛い思いをさせました。
しかし、夫は、引っ越しがどれほど彼女をアンバランスな精神状態にさせているかすぐ気がつき、それを私達がカバーしてあげれてなかったことにも気づき、
「今はいつも以上にもっと気にかけてあげよう」と言ってくれました。
ママンジャーナルなんて書いている私なんかよりずっと直観力のある親です。

それ以降、本当に良くなりました。

改装中ですが自分たちの家に住み始め、親子三人で寝ていたベッドも取り戻し、少しずつ段ボールからおもちゃを取り出して娘の空間を作り、黒猫のくまおもいつも一緒にいて、やっとやっと自分達の家という感じを取り戻してきました。

ここまでたどり着き、よかったです。

マタニティ的にも試練で、本当にこんな大変な引っ越しをなぜこのタイミングで決行する羽目になったのだろうとお腹の子に申し訳ないとシクシク泣く夜もありましたが、これも成るべくしてなったことだと割り切ることができるようになりました。

大変なスタートでしたが、人も自然もおおらかで優しいブルターニュのおかげで、軌道に乗るのも早かったです。
それから、夫と夫のお父さんの頑張りには大感謝です。大工でもないのに、よくやったと思います。

今週、幼稚園が始まる娘。
一難去ってまた新しいチャレンジで、大丈夫だろうかと親の私の方がハラハラですが、
きっと娘は幼稚園を気にいると思う。そんな直感を信じてやってみます!

また幼稚園のことは詳しく書きますね。

コメントをどうぞ

Your email address will not be published. Required fields are marked *